if文の代替:短絡評価(`&&`)

JSXでは、条件によって一部の要素だけを描画したい場面が多くあります。そんなとき、通常の if 文ではなく、JavaScriptの「短絡評価(&&)」を使うと、コードを簡潔に記述できます。


基本構文

{条件 && 表示したいJSX}
  • 条件が true のときのみ、右側のJSXが評価(=描画)されます。
  • 条件が false のときは、何も描画されません。

使用例

export const WelcomeMessage = ({ isLoggedIn }: { isLoggedIn: boolean }) => {
  return (

<div>
      {isLoggedIn && 
<p>ようこそ、ユーザーさん!</p>}
    </div>
  );
};
  • isLoggedIntrue のときのみ、メッセージが表示されます。
  • false のときは `

    ` 要素は描画されません。


⚠ 値が , null, undefined, '' のときの注意

JavaScriptでは , null, undefined, ''(空文字)などの「Falsy」な値も false として扱われるため、意図せず描画されないことがあります。

const count = 0;

{count && 
<p>カウント: {count}</p>} // → 何も表示されない!

✅ 解決策: 三項演算子を使う

{count !== 0 ? 
<p>カウント: {count}</p> : null}

もしくは条件を厳密に書く:

{count > 0 && 
<p>カウント: {count}</p>}

✅ 使いどころの目安

条件 方法 備考
true のときだけ表示 && 短絡評価 シンプルな分岐に最適
true/falseで表示内容を変えたい 三項演算子 ? : 表示切り替え
複雑な条件・分岐 if 文 + return 可読性優先

コメントを残す 0

Your email address will not be published. Required fields are marked *